聖坂教育の基本的な活動と目標

    キリスト教の信仰を基盤とした聖坂教育

 本校はキリスト教の精神を基盤とし、知的に障がいのある児童・生徒を対象に教育を行うが、個々人の個性に応じた指導を行い、力を十分に発揮できるように育みます。心身の調和的な成長を図り、身辺自立や社会へ参加する力を育み、自分らしく豊かに生活できるような活動を展開いたします。
 そのために必要な基本的な活動と目標は次の通りです。 
(1) 家庭と協力し、生命に必要な根源的な食事、排泄、活動、睡眠を調整し、健康的生活の基本リズムが身につくように育む。
(2) 思ったり感じたりしたことを言葉や身振りなどで表せるように育み、表現する機会を十分にゆったりと与えながら自分を確かなものにするように育む。
(3) 小さな活動の一つ一つを誉めて、人に対する信頼感を深めるとともに自信をもち、意欲的な生活ができるように育む。
(4) 体を使う活動を十分に行い、体力の向上、調和のとれた体の成長を図り、活発な生活ができるように育む。
(5) 日常生活の中で身辺処理を行う機会を多く与え、根気よく指導しながら意欲的に身辺処理ができる力を育む。
(6) 学校生活の場面場面で丁寧に指導しながら、健康や安全に必要な知識や習慣を育む。
(7) 日常生活に必要な数量や言語、文字などの知識を養い、活用する機会を多く与え活用できるように育む。
(8) 身近な自然に豊かにふれる機会を与え、理解したり味わったりできるように育む。
(9) 家族の役割や関係を理解し、家族の大切さを知るように育む。
(10) あいさつを交換したり、一緒に遊んだり、人と仲良く交わることができるように育む。
(11) 学校や家庭、社会の日常的なきまりを知り、すすんでそれらを守ることができるように育む。
(12) 遊びやスポーツゲーム、美術、音楽、詩、ダンス、演劇など様々な表現活動を味わったり、自ら表現したりする機会を十分に与え、心を深く表現して開放し、伸びやかで感性豊かな人間性を育む。
(13) 家庭や学校生活の中で、個々人の状態に応じた役割を豊かに与えて、自分の役割を果たせる力や意欲を育む。
(14) 様々な作業活動に参加し達成感を豊かに味わいつつ、根気・集中力・技術を自然に育む。
(15) 集団活動に参加し、自分の役割と責任を果たす機会を豊かに与えて、役割と責任を果たす意欲を育む。
(16) 交通を利用した移動、買い物、金銭の授受や管理など、地域生活に必要な基礎的な社会生活力を体験的に育む。
(17) 社会の様々な仕事へ関心を持ち、理解を深めると共に働く意欲を高めるように育む。
(18) 社会の様々な出来事に関心を持ち、物事を考えたり共感したりできるように育む。
(19) 趣味(幅広い好きなこと)を持ち、社会的資源を活用したり、余暇時間を楽しんで豊かに過ごせる生活力を育む。
(20) 物事を選択し決定する機会を豊かに与えながら、自分の生活を自分で選択決定し主体的に生活できるように育む。
(21) 祈り豊かな霊的な環境の中で、神を愛し、人を愛し、感謝の生活ができる人格を育む。

 上記文中は「指導」の言葉に代えて「育む」としました。従来使われてきた「指導」の言葉には、目的を獲得させるという「成果主義」が付きまとい、自ら成長する意欲を阻害する危惧があるので、ここではあえて避け「育む」としました。「育む」の語源である「鳥が雛を羽でくくんで育てる」ように指導にあたりたいと願っています。


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Revised: 2012/01/21 .