2007年度進路のまとめ

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本校の進路指導

はじめに

本校は、小・中・高と一貫教育を行うことを前提としている。本校の教育目標である「生活力を高める」指導が、6・3・3・2と続けられることにより、結果的に生徒に合った進路が自ずと決定する。これまで、一般的には高等部教育の目標が進路指導に左右されたり、適応的な指導に偏ることもあったが、本校では生徒一人ひとりの自己選択・自己決定を尊重しながら指導し、自ら意欲的に育った結果が最も望ましい成長結果を生むと信じ教育をしている。進路は、教育の結果であり、決して進路が教育目標ではないのである。

本校の高等部は5年制であり、その教育の目標は、生活力を高め自立する力を養うことにある。もう少し補足すると、生活力とは創造的・主体的に他者と協力できる力、つまり他者からの呼び掛けに対して主体的に応える力(=自立)を養うことにある。決して社会に適応するという狭い意味での自立ではなく、本校教育は児童・生徒の全面発達を目指しているのである。

自立する力を養う為には、現場実習と共に、学校と家庭において思いやりのある、しかし厳しい指導が必要である。生活力を高め、自立する力を養う指導を学校と家庭で共に行いつつ、進路指導を行っていきたいと考えるのである。

また、単に学校生活に代わる働く場所や日中過ごす場所を選択・決定するのではなく、生徒が人間として与えられている「賜物(たまもの)」を十分に発揮し、本人にとっての豊かな生活や生き方をイメージし、それを果たす生活の一部としての「活動の場所」を選択・決定してもらいたいと願っている。

 

進路指導で行うこと

本人の意思と実態を踏まえ、家庭内で卒業後の生活(本人にとって、家族にとって)を話し合ってイメージ・思いを共有化する。

本人・家庭の生活全体を見て、必要な支援・サービスを考え、人間として大人としての豊かな生活をコーディネート(調整)する。

本人の意思・実態と家庭の状況を鑑み、豊かな生活の一部の場所として進路先を選択・決定する。(現場実習は進路先決定のためだけでなく、本人の可能性を見るための挑戦の場としても活用し、現場実習での体験を家庭や学校の生活に生かしていく)

本人・家族・学校の思い、実習時の本人の様子(本人の意向、周囲との人間関係、進路先の理念、活動内容、環境、通勤時間・手段、広さ等大切にしたい要素を考える。)

 

進路指導年間計画

時期 本科3年 専攻科1年 専攻科2年(卒業学年)
4月   進路意向調査、必要に応じて見学、実習先の決定 進路意向調査、必要に応じて見学、実習先の決定
5月 ケースワーカーと福祉懇談 現場実習(場合によっては)

ケースワーカーと福祉懇談
現場実習(場合によっては)

6月   現場実習 現場実習
7月   現場実習(場合によっては)、進路懇談会(前期の現場実習反省、後期の実習先決定:クラスごと) 現場実習(場合によっては) 、進路懇談会(前期の現場実習反省、後期の実習先決定:クラスごと)
8月   必要に応じて見学 必要に応じて見学
9月   必要に応じて見学、実習先の決定 必要に応じて見学、実習先の決定
10月 進路についてのクラス懇談会〜 現場実習 現場実習→実習終了後進路希望先の決定
11月 実習先決定のための見学(随時) 現場実習(場合によっては) 現場実習(場合によっては)→進路希望先の決定(基本的には遅くとも11月中旬くらいまでに)
12月  

進路懇談会(後期の実習について:クラスごと)

進路先の決定・手続き(〜3月)
必要に応じて追実習(〜進路が決まるまで)
進路懇談会(後期の実習について:クラスごと)

1月   見学  
2月   見学  
3月   見学、進路懇談会(高3〜専2) 進路懇談会(進路決定について、高3〜専2)

 

過去3年間の進路先の内訳

卒業年度 2004年度
(H16)
2005年度
(H17)
2006年度
(H18)
合計
地域作業所
通所更生施設 11
入所更生施設    
通所授産施設    
新体系サービス(就労継続支援)    
新体系サービス(生活介護)    
機能強化型活動ホーム    
地域活動支援センター作業所型    
法人型活動ホーム      
小規模授産施設      
就  労    
合    計 10 10 28

注:複数併用しているケースは、主な活動場所を1箇所カウントしている。  (2007年9月1日現在)

 

本校の進路状況のまとめ

 

進路先 合   計 (%)

 本校は、毎年10名の卒業生を送り出しているが、昨年度3月で、延べ217名に上る。
 傾向として、作業所や施設(生活介護事業含む旧更生施設、旧授産施設など)などを進路先とする生徒が圧倒的に多く、全体の84.5%に及んでいる。
 一方、福祉授産所や就労へ結びつくケースが少なく、就労が4.3%、福祉授産所が2.4%という数値になっている。
 いずれも、2007年9月1日現在の統計である。

就労

  9  4.1

作業所

 45 20.7

施設等

140 64.5

市福祉授産所

  5  2.3

在宅

  6  2.8

その他

  6  2.8

不明

  6  2.8

合  計

217  

 

全卒業生の進路状況

 

表@は、217名の内訳を表したものである。就労(9)、作業所(45)、施設等(140)、市福祉授産所(5)、在宅(6)、その他(6)、不明(6)となっている。「その他」は転校等のケース、「不明」は国内外へ転居され住所不明ケースとなっている。

*施設等には「生活介護事業所」も含まれる。

*作業所には「地域活動支援センター作業所型」も含まれる。

 

 

施設の内訳について

 

表Aは、本校卒業生の一番多い進路先である「施設等」の140名の内訳をまとめたものである。通所更生(70)、入所更生(23)、通所授産(25)、地域活動ホーム(18)、療護施設(1)、小規模授産施設(3)となっている。
  活動ホームは、それぞれ機能強化型、法人型を合わせた人数で、他市の同様の施設に通う卒業生もここにカウントした。

*施設等には「生活介護事業所」も含まれる。

 

就労の内訳について

 

就労に関しては人数が少ないが、表Bにまとめた。

一般就労(3)、最低賃金除外*パート扱い(5)、ふれあいショップ(1)となっている。

(文責:進路担当 稲葉 政行)

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Revised: 2011/12/21 .